伝統工芸との共演 『雪消月の砌』

版画情報 2016.12.02

前回、池袋・梅田にて開催の神絵祭にお越しいただいた皆様の中には

美樹本先生が発表された漆版画に驚かれた方も多かったことでしょう。

今回はてぃんくる先生も朱塗りに挑戦、新たなチャレンジとなりました。

 

 ≪漆の色決め≫

 朱塗りと一口に言っても、制作材料や手順によって『洗朱』や『古代朱』など様々な色があります。

 

写真1   写真2   写真3

 

 漆工房より見本となる漆の板を取り寄せ、作品のコピーをおいて色のニュアンスを図ります。

 今回は一番朱の深みが感じられる『古代朱』を選びました。

 

 そもそも版画の土台となるこの漆版、制作そのものにかかる時間は少なくとも

 1枚一か月以上ということで、今回手配できたのは50数枚。

 展示見本や試し刷り分を差し引いて、40枚の版画制作がMAXとなってしまいました。

 

 

  てぃんくる_雪消月の砌_下から2

  ≪金箔の載せ方≫

 

  これまでの漆作品で使用された金箔は

 

  「アナログ」的アプローチとして職人が指の先に

 

  金箔を付けて塗布する方法をとっていました。

 

  ↑金箔をご覧いただくため暗めの撮影を行っています。

 

 

  今回のテーマは

 

  ―ずれや歪みの一切ない完璧な美の追求―

 

  上記を実行する為、実は1枚の漆版画を仕上げるために

  漆の大きさと同じサイズの金箔を使わざるおえず

  膨大な時間と手間(と費用)がかかることになってしまったのです。

 

 

そんな制作風景を神絵祭実行委員会が密着取材、会場にてお楽しみ頂けるよう動画を鋭意制作中。

普段はご覧いただけない制作風景までご覧いただける機会です。

 

 

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